自己分析をしよう(学生編1)

起業するにあたって、もう一度自分を見直してみます。

何をやるか迷っても、結局好きなことに戻ってくるでしょう。

自分の性格からいって、覚えるまでは苦労しますがマスターしてからは忘れません。

そして、サラリーマンのように同じ繰り返しに耐えられるようになっています。

年配者特有の新しい考えを受け入れない、変化を嫌う傾向もそれ程見られません。

先日53歳になりましたが、これだけ生きてくるといろいろな経験をしています。

ルーツを見直すことで、何かアイディアが出たり自分を再定義できるかもしれません。

まず中学生時代。

荒れていた中学に入っています。ヤンキーブームの真っ只中ですね。

覚えているのは、いじめられた日々。

勉強好きで、まだ性格はおとなしく、身体は大きかったのでターゲットになりました。

足が速く、体育祭のリレーで逆転劇を演じたら次の日から生きやすくなりましたが、

秋までは地獄のような日々でした。

3年生の時に生徒会長になりました。いろいろ鍛えられ、気は強くなってきていました。

私の中学では始業式などで校歌斉唱が行われますが、誰一人歌いません。

そんな中で生徒会長の私は1000人程の全校生徒の中でひとりで大声で歌っていたこと。

そんなに意思は強くないですが、自分のルールを守る人になってきました。

趣味でコンピュータをやっていました。SHARP MZ-1200ですね。

ベーシックマガジンからプログラムを打ち込んでゲームを作って遊んでいました。

1年生から3年生までの3年間だけでしたが、ここでプログラミングの基礎を学び

フローチャート、ゲーム設定などを書いて考えることができるようになってました。

簡単なゲームを作れるようになったのは大きい収穫でした。

そして、100%落ちると担任教師に脅された進学校へ入学しました。

家から学校まで駄菓子屋が1件だけで、自動販売機が2ヵ所という環境で、
 
遊んだりすることなく、勉強と陸上競技に励んでいました。
 
進路ですが、最初は国公立理系に行こうと思っていましたが、3年生の春に
 
私立理系の大学の推薦を取るか、体育大に行って体育の先生になるか、
 
美術大学に行ってモノづくりに集中するとか、選択の岐路に立ちました。
 
よく考えると中間や期末のテストの裏でいつも何か作っていたんですね。
 
クリエイティブな仕事をして、人助けに貢献しようかと考えました。
 
でも、美術大学を志すのは中学生の後半からとか高校入学後すぐに
 
芸美予備校に入るのが定番だそうです。
 
つまり「遅かった」というのが一般的な周りの意見でした。
 
しかし、6月からスタートして、これ以上できないくらい集中しました。
 
その時に、まず人間の技術習得のプロセスを考えました。
 
1)長い時間と反復訓練を行って技術を習得する身体から入るタイプ
 
2)技術の理論や成り立ちを頭に入れて技術習得する頭から入るタイプ
 
当時の周りのタイプはほとんど1です。時間がある限り2を頭に入れてから
 
短い限られた実習の時間で「確認」をする作業を繰り返します。
 
失敗を恐れず、とりあえずできる限りのパターンを試してみます。
 
毎回狙いを持って書くことで、12月にはギリ合格ラインに届いていました。
 
もう入学試験の学科はほぼ満点がノルマに設定。
 
とにかく静物画と平面構成に集中して限界突破しました。
 
芸大は無理でしたが、志望校の美術大学に現役合格しました。
 
中学生の時代に比べて平坦な生活をしていた高校生ですが、3年目に一気に動きました。
 
久しぶりに中高生時代を振り返ったのですが、若いなりに考えて行動していたようです。
 
勉強と何かを作る活動を平行してやっている事ばかり思い出します。
 
自分の性格のベースはこのあたりで出来上がってきたのでしょうか?
 
基本的には性格は変わりませんが、時期や人が気づきを与えてくれます。
 
当時も出会いが刺激となって自分を前に進めてくれました。
 
やはり私も「人」の力、恩恵・影響を多大に受けて成長してきたんですね。