生成AIの可能性を考えてみた

INDEX

生成AIの使用には否定的ではない

これは2024年のNewYearCard用に作った画像です。NewYearCardとわざわざ言ったのは、年賀状をやめてしまっていて、SNSやLineでお送りするのみになってしまったためです。毎年イラストや写真、CGなどを使用して作成しています。去年は耳を付けて、バニー犬にしていました。去年は完全に手動の方法で作成していましたが、あまり時間が無かったのと、話題性もあって生成AIを使用した作画をやってみました。AdobeのFireFlyのサイトで作成しました。プロンプトは以下の感じです。

Prompt:朝日の輝く未来都市東京の空を高く駆ける白い龍。顔がプードル。

その時はまだ、ネガティブプロンプトなどは使用していないですがある程度は出ました。以下のような感じなので、何度か試した中で思ったイメージが出るのが早かったと思います。ここに自分の犬の顔を挿げ替えて、住んでいる場所のシンボルである、東京タワーを入れています。部分的なイメージの置換えなどは覚えていなかったので、試行錯誤する時間を惜しんで、一気に作成しました。いつもは8時間以上かける作成が、3時間くらいで終わったのですごくタイムパフォーマンス良かったと感じたのを覚えています。

こちらは2024年1月1日の10時には出来上がっています。朝、初日の出を見てから8km程ランして、戻ってシャワーを浴びてからの作業ですので、いかに効率よく作業ができたか分かっていただけると思います。AIの可能性はかなり広がっていますが、使い方は難しいものもあります。特に「呪文」と総称されるプロンプトの組み方がよく解らないのと、毎日のように新しいツールが登場するので、追いかけるのも大変です。今回はちょっと勉強したAIでの画像生成AIに関して書いてみます。

生成AIの種類

こんなタイトルをつけると、ずらっとタイトルを並べる感じがしますが、それはもっとうまく書いているブロガーさんがいるので、自分が使えそうだと思った部分のみ書きましょう。私は下記のタイトルをツールとして使用しています。これによって仕事の効率は爆上がりしました。

  • vectorizer.ai:ピクセルをベクターにしてくれる
  • Adobe Firefly:生成AIをWeb上で生成して作業を行いたい急いでいるときのツール
  • Stable Diffusion:家でどっしりと制作を行う際のツール。キャラクタがキレイにできる
  • Meshy:3Dモデルを作成する生成AI

Vectorizer.ai

新しいイラストレーターでできるかもしれませんが、先にこのサイトを見つけていたのでずっと使っています。Adobe PhotoShopが2.5だったころ、確かStreamLineというソフトウエアがありました。こちらはまさに同様のアウトラインを作ってくれるものだったのですが、7.0になる頃に無くなってしまったような気が?うる覚えです。あんなに便利がソフトがなぜ無いの?とずーっと思っていました。あれから20年以上の時が過ぎて、使いやすくなって帰ってきたのが生成AIでのアプリだったわけです。

Convert PNG, JPG files to SVG vectors online - Vectorizer.AI

今後は少しづつIllustratorやPhotoShopでの作業に移行するかと思いますが、急いでいるときにはコントラストをコントロールして枠にドロップするだけで済むので、圧倒的に何も考えずに使えます。

Adobe Firefly

最初に紹介した、私も株を買おうと思って高額でまとめて買えない会社、Adobeが作っている生成AIです。すんごいのは3点あると思っています。

Adobe Firefly - クリエイティブのための生成AI

  1. ピクセルでもベクターでも生成してしまうので、作成する対象を選ばない
  2. 著作権違反とかエロいのとかの、公序良俗に反する生成ができないので、公共の場で使いやすい
  3. プロンプトが日本語でも良いので、無駄に悪い頭を使わない

完全に個人の感想です。もっといい点あるでしょ!という突っ込みがたくさんありそうですが、私はこの部分がすごいと思っていてまだ短い期間ですが使い続けています。できないことも多いですが、それは自分の使い方が悪いと思って、とにかくトライアンドエラーです。

Stable Diffusion

こちらは少々敷居が高かったのですが、環境を手に入れて、学習されたモデルを集めたら手放せなくなりました。人間キレイです。不自然さがなくなるので、確かにAIだけで作った写真集とか出したくなりますよね。完全にコントロールすることができたら、一人で映画とかPVとか作れてしまいますね。定番の美少女キャラクタなどはいろいろと作成してみました。こんなものができる世の中が来たんですね。

ただし、ここまではみなさんすぐできるようになるので、もう少し進めています。例えばまだ本格導入はしていないのですが、VidnozAIというサイトで加工してキャラクタを喋らせたりすることができるようになります。

Vidnoz AI - ホーム

上記のサイトからログインすると無料でムービーを作成することができます。無料会員なのでウォーターマークなどが入っていますが、この生成したキャラクタでニュースを読ませることも簡単にできるようになります。

まあまだ違和感があることは否めませんが、よくできています。ディープフェイクなどのサイトも試してみましたが、少々根気よくやっていかないと、こだわりの絵は作れないですね。これはAIに限ったものではないので、クリエイティブな考え方は、現状と変わりありません。

別のアプリを使わなくても、StableDiffusionではもっといろいろなことができるようです。上記のようにアニメを作成したり、しゃべらせたり、顔の一部を挿げ替えたりするなど、すさまじい勢いでやれること増えちゃっています。技術を追いかけるのは結構きついです。なので、そこそこ追いかけてみます。こういう絵を作る事が仕事になるのかは分かりませんが、まずは提案資料などに徐々に入れていってみます。

Meshy

生成AIの中でも、難しいとされている3Dモデル作成はいいものがありませんでしたが、最近見つけたブログ記事でこのサイトが紹介されていました。Web上での生成もありあますが、Discordを使用して生成するのが手っ取り早いです。プロンプトを入れると、生成がはじまります。最初にプレビューで4案生成されますので、詳細を計算するために1案選んで詳細モデルを生成します。

プロンプトはこちらです。 /create [U2] Yellow monkey,solo,Standing,Photo real ,4K,highest quality,Unreal Engine,Game Asset,

できたモデルはSketchFabにあげておきましたのでご覧ください。また、フリーでダウンロードできるようにしておきました。

Meshy | 3D AI Generator

生成AIは自分の可能性を広げてくれる

AIが自分の仕事を奪うとの話が多く出ていますが、うまく使えば仕事の幅が広がったり、仕事の質を上げたり、仕事の量を増やしたりと、付き合い方をうまくするだけで世界が変わると思います。結局、何が楽しくて何が良いのかの判断は自分でしないとクリエイティブにはなりませんからね。